関西食虫植物展めぐり、咲くやこの花館の続きです。
久山さんのご案内で常設展示を見て回ってから、バックヤードも見学させていただきました。
食虫植物の棚から、月下美人の鉢を調整して咲かせている場所、
極地植物の冷房室など、広く、また多岐にわたり、
研究室のような場所もありました。
見終わった後も、ゆっくりとお話をさせていただき、感謝しきれません。
最後に撮らなくちゃーの記念撮影です
前から、食虫植物のフォトスポットを制覇したかったんだ
宮本さんがサラセニアに、
(宮本さんは、左下のハエトリソウに食われたがったのですが、
位置的にサラセニアが良いよと久山さんがおっしゃいました。笑)
私は丸っこいネペンにおさまっていると
「手を出した方が(食べられとる)雰囲気が出るよ」と宮本さんが教えてくれました。
よーし
バッチリだ
……いや、苦しい顔をすればよかったか!?
これにて関西食虫植物展めぐりは終わりです。
京都府立植物園からはじまり、兵庫県立フラワーセンター、手柄山温室植物園、
咲くやこの花館に終わり、本当に素晴らしい旅でした。
この旅の途中でお世話になった皆様、
お会いした皆様、本当にありがとうございました
また次なる食虫植物を目指して、旅立ちます
関西食虫植物展めぐり〜咲くやこの花館〜完結編
関西食虫植物展めぐり〜リンクまとめ〜完全版
関西食虫植物展めぐりについて、短期間でたくさんの記事を書きましたので、
リンクをまとめました。これが完全版です。
よかったら過去記事もご覧くださいませ京都府立植物園篇
関西食虫植物展めぐり〜京都府立植物園〜①
関西食虫植物展めぐり〜京都府立植物園〜②
関西食虫植物展めぐり〜京都府立植物園〜③
関西食虫植物展めぐり〜京都府立植物園〜④
関西食虫植物展めぐり〜京都府立植物園〜⑤
関西食虫植物展めぐり〜京都府立植物園〜⑥屋外展示
関西食虫植物展めぐり〜京都府立植物園〜⑦土居寛文さん講演会
関西食虫植物展めぐり〜京都府立植物園〜⑧観覧温室
関西食虫植物展めぐり〜京都府立植物園〜⑨ダース・ベイダー花
関西食虫植物展めぐり〜京都府立植物園〜⑩観覧温室兵庫県立フラワーセンター篇
関西食虫植物展めぐり〜兵庫県立フラワーセンター〜①
関西食虫植物展めぐり〜兵庫県立フラワーセンター〜②
関西食虫植物展めぐり〜兵庫県立フラワーセンター〜③
関西食虫植物展めぐり〜兵庫県立フラワーセンター〜④食虫植物室
関西食虫植物展めぐり〜兵庫県立フラワーセンター〜⑤ハエトリソウ栽培環境関西食虫植物展めぐり〜番外編〜食虫植物自生地見学
手柄山温室植物園篇(兵庫県姫路市)
関西食虫植物展めぐり〜手柄山温室植物園〜①食虫植物展
関西食虫植物展めぐり〜手柄山温室植物園〜②食虫植物展
関西食虫植物展めぐり〜手柄山温室植物園〜③食虫植物展
関西食虫植物展めぐり〜手柄山温室植物園〜④食虫植物展
関西食虫植物展めぐり〜手柄山温室植物園〜⑤小温室
関西食虫植物展めぐり〜手柄山温室植物園〜⑥食虫植物エリア咲くやこの花館(大阪府大阪市)
関西食虫植物展めぐり〜咲くやこの花館〜①虫を食べる植物展
関西食虫植物展めぐり〜咲くやこの花館〜②虫を食べる植物展
関西食虫植物展めぐり〜咲くやこの花館〜③探検家のM氏に会う
関西食虫植物展めぐり〜咲くやこの花館〜④館長と館内を
関西食虫植物展めぐり〜咲くやこの花館〜⑤食虫植物エリア
関西食虫植物展めぐり〜咲くやこの花館〜⑥ひょうたん名人
関西食虫植物展めぐり〜咲くやこの花館〜⑦熱帯花木室
関西食虫植物展めぐり〜咲くやこの花館〜⑧サボテン・多肉植物エリア
関西食虫植物展めぐり〜咲くやこの花館〜⑨仰天!奇想天外
関西食虫植物展めぐり〜咲くやこの花館〜⑩高山植物室
関西食虫植物展めぐり〜咲くやこの花館〜完結編
横浜高島屋・渡邊賢司さんの陶芸教室体験
先日8月12日、13日、14日と横浜高島屋で行われた、
陶芸家・渡邊賢司さんの陶芸教室に行ってきました。
渡邊さんの陶芸教室に参加するのは、何回目か。
今回も植木鉢を作りました
明るく丁寧な教え方で、参加者に大人気!盛況でしたよ
いつも製作途中を撮影していないので、
今回は途中経過を撮ってみました。
できあがり
口がひしゃげた植木鉢にしました。
これを焼き&釉薬を塗っていただきます。
自分のモノと対面するのが楽しみだなー
私は陶芸がとても好きになりました。
絵を描く感覚に近い感じがします。
しかも土を触っていると、自分の中にあるモヤモヤとしたり、
トゲトゲしたり、自分でも扱いにくい混沌とした感情が、
土にしみていく感じがして、作り終わった後に感情を吐き出した感じがするんですよ
作り終えた後に、深いため息をついた後のようなすっきりとした気持ちになります。
坐禅を組んだ後に似ているんです
私の負の感情や業が土にしみていくんですかねぇ。
だとしたら、それを吸った器は禍々しいものになるのかしら
渡邊さんの鉢を使った中村さんの作品が紹介されている
『趣味の山野草』8月号が展示されていましたよ
渡邊賢司さんの公式サイト「陶房けん」はこちらです。
&8/27,28 9/3,4に「陶房けん」の2F「茅ヶ崎アートサロン」にて、
香川隆晃さんの苔玉展&ワークショップが行われます。
詳しくはこちらをごらんください
趣味の山野草 2016年 08 月号 [雑誌]/栃の葉書房
¥1,080
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趣味の山野草 2016年 09 月号 [雑誌]/栃の葉書房
¥1,080
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食虫植物展めぐり〜夢の島熱帯植物館〜①
日比谷公園の大輪朝顔&変化朝顔展の後に夢の島熱帯植物館に行ってきました
目的は久しぶりに、夢の島の食虫植物展を見ることです。
というわけで新木場まで移動し、夢の島熱帯植物館へGO
エントランスホールに、ジオラマ風寄せ植え展示がありました。
ネペンテス・アルボマギナタがちらり。
Nepenthes albomarginata
いつも展示されているイベントホールに移動すると、
今を生きる古代型魚類と熱帯の不思議な生きものたち展になっていました。
古代型魚類と昆虫の展示と食虫植物展が同時開催のようです。
丸型テーブルに、食虫植物の各種類の鉢が並べられていました。
ブロッキニアコーナー。
ブロッキニア・レドゥクタ
Brocchinia reducta
ブロッキニア・ヘクチオイデス
Brocchinia hectioides
ヘクチオイデスの方は珍しい
ウツボカズラやドロソフィルムが展示されているコーナーもありました。
ドロソフィルム
Drosophyllum lusitanicum
サラセニアコーナーもありました。
関西で大株ばかり見てきたせいか、ちょっと寂しいかな?と思ったのが
率直な感想です。
食虫植物展めぐり〜夢の島熱帯植物館〜②
食虫植物展めぐり〜夢の島熱帯植物館の続きです。
温室ドーム内の常設展示も見て回りました。
温室内に流れる人工滝が涼しげです。
滝が流れている向こうがトンネルになっていて、
裏側からも見ることがきます。楽しい
トンネル近くにはガジュマルの木。根がたくさん伸びていました。
締め殺しの木としても有名ですね
レンブの実がたくさんなっていました。
東ティモールフェスタのお弁当に入っていたキンマ。
Piper betle
その時の記事はこちらです。
お弁当を作った遠藤ミホさんのブログ
香川くんに教えてもらわなければわからず、見落とすところでした
近くに植えてあったビンロウ
Areca catechu
檳榔酒っていうのもあるんですね。
カカオの木に実がなっていました。
出口付近には、、、
きれいな花が。
シクンシというそうです。
Quisqualis indica
アフリカ、東南アジア、ニューギニアなど熱帯地方に広く分布する植物だそうです。
うつむくように咲く花が美しい。
下から撮るとこんな感じです。
次は食虫植物室です
食虫植物展めぐり〜夢の島熱帯植物館〜③食虫植物室
食虫植物展めぐり、夢の島熱帯植物館の続きです。
夢の島では食虫植物室に食虫植物が常設展示されています。
入ってすぐに、タヌキモの入ったスイレン鉢とサラセニアがあり。
室内はこんな感じです。
ハエトリソウコーナー。
ガラスケースで展示され、ケースが湿度のせいか曇っています。
アレッ
ハエトリソウの腰水が自動循環する装置があったはずなのですが
なくなっていました。
どこにいったのでしょうか??
ダイエリアナなどのウツボカズラがぶら下がっています。
Nepenthes 'Dyeriana'
ムシトリスミレの展示コーナー。
ブロッキニアの鉢もありました。
Brocchinia reducta
食虫植物室は以上です。
もう一箇所、食虫植物を植栽している場所があります。
それは屋外で、、、
こんな風にサラセニアが地植えされています。
夢の島の食虫植物常設展示はこんな感じでした。
即売会は行っていたのですが、
常設展示をちゃんと見たのは久しぶりです。
やはり、ちょっと寂しいかな
屋外の入り口にアリストロキアの花が咲いていましたよ。
Aristolochia gigantea
見つけると嬉しいアリストロキアの花
夢の島熱帯植物館篇は、これでおしまいです。
世界最大の花をもとめて〜筑波実験植物園〜①
8月14日深夜に、国立科学博物館 筑波実験植物園で、
ショクダイオオコンニャクの花が2年ぶりにまた咲いたというのです。
でも、2014年にも見たしなぁ、仕事も忙しいしなぁと思っていたのですが
いてもたってもいられず、17日に出かけて行きました
ショクダイオオコンニャクが私を呼んでいる
ちなみに、2014年の時の記事はこちらです。
つくば実験植物園にショクダイオオコンニャクを見に行く
読み返してみると、この当時は4日徹夜とかしてたんですね。
自分のことながら恐ろしや、、、
これが2014年のショクダイオオコンニャクです。
筑波実験植物園はその名の通り茨城県つくば市にあり、
私の住んでいるところからは少し遠いのですが
秋葉原からつくばエクスプレスに乗れば、片道45分程度でつくば駅まで行けて便利です
つくば駅からはバスが出ているのですが、
後で痛い目にあいましたそれはまた後ほど…。
つくば駅前のつくばセンターから、
筑波大学循環左回りという路線バスに乗り、「天久保2丁目」下車し、
いざ筑波実験植物園へ
混んでいるかなぁと思い、スタート地点の教育棟に入ると、
なんと、
来た日の朝に付属体が倒壊したというのです。
来るのが遅かったか
植物さんは人間の都合には合わせてくれません。
そんなこと骨身にしみて分かっているはずなのに、やっちまったぜ。
ショックのあまりによろけそうになりました。
しかも、展示のため、付属体に支柱をして立たせているとのことです。
(あんなに大きいのに、どうやって入れたのかなぁ??)
あまりのショックに
掲示がこんな風にモノクロに見えたくらいです
よろめきながら、とりあえず展示室へ。
展示されているのは、熱帯雨林温室です。
外はものすごい暑さで、立っているだけで汗が吹き出てきます。
ショクダイオオコンニャクエリアまで、
バウヒニアやラン、ヒスイカズラがありました。
では、ショクダイオオコンニャクエリアへGO
世界最大の花をもとめて〜筑波実験植物園〜②
続きです。
ショクダイオオコンニャクの場所に近づくと、
ムッと生ごみのような匂いが強くなりました。これは臭い。
去年は神代植物公園のショクダイオオコンニャクの開花を2回見に行ったのですが、
(私はそんなにショクダイオオコンニャクが好きなのだろうか)
その2株は小石川植物園の株、神代植物公園所有の株らしく、
どちらも、それほど強い匂いはしませんでした。
2014年開花の時も臭いと思ったのですが、
もしかしたら、開花時期による匂いの強さではなく、筑波実験植物園の株が臭いのかなぁ??
これが、付属体が倒壊したのを支えてある株です。
2016年度版
ラベルが反射してしまっていますが、
2階から見た様子。
やはり折れてしまったのがわかります
介護状態がもの悲しい。
でも、どうせなら倒壊しているところが見たかったなぁ。
雌花と雄花が観察できるように、仏炎苞がくりぬいてありました。
一緒にゾウコンニャクも展示してありました。
Amorphophallus paeoniifolius
なかなか開花例が少ないようですが、
こっちの花もユニークなので見たいなぁ
原産地でも見たいですねー。
まだまだ続きます
世界最大の花をもとめて〜筑波実験植物園〜③アリストロキア
ショックのあまり、ふらふらと熱帯雨林温室の中をさまよっていると、
アリストロキアの花が咲いているのを見つけました。
アリストロキア・レウコネウラ
Aristolochia leuconeura
なんて妖しい花
ガクが唇のようにツヤがあり、模様もまた妖しく、内側に毛が生えています。
横から見たカタチ。
この角度は唇にそっくり。
本当に小さな花で、株の下の方に数輪咲いていました。
匂いは獣臭。臭いです。
株全体。花は小さいですよね。
この小さくも官能的な花の美に励まされて、ようやく元気を取り戻しました
熱帯雨林温室の中には他にもいろいろ花が咲いていました。
ベニギリソウ‘アカジョウ’
Episcia cupreata Hanst. ‘Acajou’
イワタバコ科だそうです。花と葉のコントラストが美しいです。
アンスリウム・クリスタリヌム
Anthurium crystallinum
アンスリウムもいろいろな種類があって面白いです。
まだまだ続くのです
世界最大の花をもとめて〜筑波実験植物園〜④サバンナ温室
続きです。
しばらくうろうろと熱帯雨林温室の中で、ウツボカズラを探していたのですが
見当たらず。
熱帯雨林温室から繋がっているサバンナ温室へ行きました
リトープスがたくさんです。
リトープスのことは『不可思議プランツ図鑑』にも書いています。
思えば、2014年のショクダイオオコンニャク開花の時には、
共著者であるイラストレーターの横山拓彦さんと見たのでした。
フェルニアの花が咲いていました
これも臭い花。
相変わらずアルアウディアも元気です。
これもすごかった。
ディディエレア・マダガスカリエンシス
だそうです。
Didierea madagascariensis
和名は金棒の木。凶悪な姿をしてらっしゃいます。
リュウケツジュ(竜血樹)もあります。
ここでも毛羽毛現…。
グラスツリーです。
Xanthorrhoea preissii
写真を撮っていたら、汗が止まらなくなってきました。
温室内の温度は、40℃は軽く超えてそうです。
50℃近くかな??
まだまだ続きます
世界最大の花をもとめて〜筑波実験植物園〜⑤
続きです。
サバンナ温室でじっと撮影していたら、汗が止まらなくなり、
命の危険を感じたので、温室の外へと飛び出しました
鏡を見たら、顔が真っ赤でした
冷房の効いている研修展示館へGO。
1階は植物の仕組みの解説してあり、
2階はランの培養が見えるようになっています。
菌従属栄養植物マヤランの標本がありました。↓
大きい
去年香川くんとマヤランが生えているところを見ましたよ。
その記事はこちらです↓
菌従属栄養植物、魅惑のマヤラン
その時の写真。 それは綺麗でした
こんな風に培養室が見られます。
筑波実験植物園は菌類に寄生する蘭の研究が盛んのようです。
マヤランとスルガランの雑種の開花に世界で初めて成功させたと
書かれていました。
しばらく涼をとった後に、水生植物温室へ。
山野草の植栽にも使われるオモダカ。
アマゾントチカガミ
ミジンコウキクサ
模様のように撮ってみました
集合体恐怖の人が見ると、嫌なのかなぁ。
面白いなぁと思ったのが、
これです。
ミズオジギソウ
Neptunia oleracea
オジギソウのように、刺激すると葉が閉じるそうです。
オジギソウMimosa pudicaとは属が違うみたいですが、
同じマメ科ネムノキ亜科で、オジギソウの花色がピンク、白で
ミズオジギソウの花色は黄色のようです。
新芽は食用になるとか
ここに入った時に思ったのですが、
ショクダイオオコンニャクの悪臭が服についていて、
体から悪臭がします
まだまだ続きます
世界最大の花をもとめて〜筑波実験植物園〜⑥
続きです。
続いては、「さわろう植物コンテスト」が行われている多目的温室に行きました
いろいろな植物を触って楽しむ企画のようですが
ラムズイヤーがぶっちぎりの一位でした(笑)
食虫植物の展示も少しあり、
ハエトリソウやモウセンゴケ、ヘリアンフォラやウツボカズラがありました。
「サラセニアの一種」と、かなり大きな括りの
サラセニア展示箱もありました
ラフレシアの模型と匂いを再現したコーナーがあり、
もちろん嗅ぎました
永田さんとご一緒したマレーシア旅行で
実際にラフレシアの匂いを嗅いだのですが、
それよりも、臭さがマイルドな感じがしましたよ。
ショクダイオオコンニャクショクダイオオコンニャクを3Dプリンターで
1/8サイズにした模型がありました。
これはかわいい
隣はベゴニアが常設展示されているところ。
あまりにも暑く、めまいがしてきたのでもう帰ろうと
入り口の教育棟に戻り、売店に寄ると、
横山さんと作った『不可思議プランツ図鑑』がたくさん置いてありました。
わーい
妹が作ってくれた広告も一緒に使われてたよ。
POPには研究者一押しと書かれていて、嬉しい限りです。
めずらしい植物展のクリアファイルがあったり、
植物園グッズも楽しいですね
暑さで朦朧としながら、
帰りのバス停へと向かったのですが、なんと1時間に1本ない
そうだ、ここは茨城県なのでした。
ちゃんと時刻表を確認しないとダメですね
結局途中まで歩き、途中のコンビニでおにぎりを買って空腹を満たし、
冷えた水を買って、首の後ろを冷やして体温を下げ、
途中からバスに乗りました
おしまいです。
筑波実験植物園で一押しされていた『不可思議プランツ図鑑』を
どうぞよろしくお願いいたします。
おどろきの植物 不可思議プランツ図鑑: 食虫植物、寄生植物、温室植物、アリ植物、多肉植物/誠文堂新光社
¥1,620
Amazon.co.jp
世界最大の花ショクダイオオコンニャクメモリアル
食虫植物展めぐり〜箱根湿性花園〜①旅のはじまり
先日の20日、食虫植物展めぐり、次の次の本の取材を兼ねて、
箱根湿性花園に行ってきました
展示は8月31日までですので、今行かないと終わってしまいます。
以前お伺いしたのは2011年の8月。
もう5年ぶりになります。
前回は大谷さん、中村さんとご一緒したのですが、
今回は単独で、横浜から小田急のハイウェイバスを使って行ってみました。
箱根湿性花園近くの仙石案内所前まで直行なので、安い上に便利で、
快適でしたよ。
箱根湿性花園入園料込みのお得なきっぷがあります。
羽田空港→横浜→秦野と中継し、御殿場→箱根と行くので、
これでいつでも箱根方面まで行けます
新宿駅発便、東京駅発便もあるようです。
詳しくは、小田急箱根高速バスのサイトをどうぞ。
http://www.odakyu-hakonehighway.co.jp/index.html
日曜だったのですが、バスはそれほど混まず、
8時35分出発の便に乗り、10時30分過ぎに到着しました。
降りると、秋の冷たい風が抜け、ひんやりと涼しく、
(5,6度は低そうです)
霧がかる山々が見え、箱根に来たんだと実感します。
仙石案内所前からはほぼ一本道で、10分ほど歩くと、
来ましたー
箱根湿性花園5年ぶりだ
駐車場から見える青空。
台風の切れ目で、幸運にも晴天に恵まれました。
湿性花園のエントランスです。
入り口には、食虫植物展のポスターが貼ってありました
では、中に入ってみましょう
食虫植物展めぐり〜箱根湿性花園〜②食虫植物の販売
食虫植物展めぐり、箱根湿性花園の続きです。
園に入ってすぐに、食虫植物の販売所がありました。
食虫植物がお出迎えするかのように、苗が売られています。
ハエトリソウがいっぱい
美しい株が多いです
最近あまり見かけない’京都レッド’や、赤系の’レッド パープル’、’シャークス ティース’
などの品種もありました。
ハエトリソウは一番人気で、皆さんどれを買おうか、真剣に迷っていました。
ムシトリスミレ、セファロタス、ウツボカズラの販売もあり、
ネペンテス 'アドラブル・フソー'や、
Nepenthes 'Adorable Fuso'
thorelii × khasianaだそうですね。
ミキスタとカーシアナの交配種もありました。
ムシトリスミレとセファロタス。
ネペンテス・ラフレシアナが大量に
Nepenthes rafflesiana
↓こんな感じで販売されていましたよ。右が入り口です。
つまり入ってすぐに食虫植物なのです。
園の食虫植物への熱を感じます
その他、意外に流通していない悪魔の爪イビセラ・ルテアの苗もありました。
食虫植物の他の山野草も販売されています。
こうやって見ると、やっぱり広いな
ベニチガヤや、
シラタマホシクサも素敵
奥には、サギソウの展示もありました。
山野草の仕立て
販売ですでにワクワクしてしまったので、
食虫植物展に直行だ皆の者、急ぐのだ
食虫植物展めぐり〜箱根湿性花園〜③食虫植物展
食虫植物展めぐり、箱根湿性花園の続きです。
入るなり、ハッと思いました。
前回とちょっと印象が違う…。
5年前も素晴らしかったのですが、
さらにパワーアップしています!
株がすごい殖えている!
ウツボカズラとムシトリスミレの種類が増えてる??
株も大きくなっている??捕虫袋もたわわだー。
目どころが多くて、どこから見ようかとウロウロしてしまいました。
とりあえず、端から見ていきます
ちなみに、2011年訪問の時の、自分の記事を探したのですが、
書いていなかったようです
その時に開催した昆虫料理と食虫植物のイベント「蝉バー」で
力尽きてしまったのでしょうか
せっかくなので、ここに書きます。
当日曇りだったので、ちょっと暗いですが、
2011年度版です。こうやってみると、株数が増えただけではなく、
レイアウト、石の組み方も変えられたんですね。
展示場所も当時の場所から移動したり、いろいろ改良されているんですねー。
【2011年度版】
【2011年度版】
この時は大谷さんに紹介していただき、学芸員の松江さんに大変お世話になり、
バックヤード、貴重な箱根の食虫植物自生地も見学させていただいたのでした
まだまだ続くのです
食虫植物展めぐり〜箱根湿性花園〜④食虫植物展
食虫植物展めぐり、箱根湿性花園の続きです。
まずはサラセニア展示からGO
サラセニア 「オカムラ」
Sarracenia "Okamura"
岡村さんという方が作出したのかなぁ?
食虫植物研究会の岡村さんという方のでしょうか。
サラセニア・ミノール
Sarracenia minor
サラセニア 「スカーレットベル」
Sarracenia "Scarlet Belle"
とても良い園芸品種です
サラセニア '京鹿の子'
Sarracenia 'Kyokanoko'
一正園が作出した交配種でしょうか。
でも、京が付いているのが気になります。
片親が河瀬晃四郎さん作の交配種なのでしょうか??
サラセニア・プルプレア・ヴェノサ・バーキー
Sarracenia purpurea subsp. venosa var. burkii
とても人気がありますよね。きれいに色づいています
まだまだ続くのです
食虫植物展めぐり〜箱根湿性花園〜⑤食虫植物展
次はムシトリスミレ、モウセンゴケ、ウツボカズラなど、
湿性花園の雰囲気に合わせて植栽されている
大きな生態パノラマ展示へ




以前もあった熱帯性ドロセラ。

ドロセラ・アリキアエ
Drosera aliciae
葉のつき方が美しいです。

セファロタス
Cephalotus follicularis

ヘリアンフォラが大株でした

Heliamphora

ムシトリスミレもいっぱい



ギガンテアがたくさんです


アグナタとコリメンシスの交配種

なんてマニアックな展示

ドロセラ・プロリフェラと、このプロリフェラとシザンドラの交配種「アンドロメダ」
がありました。
Drosera prolifera
Drosera "Andromeda"
まだまだ続きます

食虫植物展めぐり〜箱根湿性花園〜⑦食虫植物展
食虫植物展めぐり〜箱根湿性花園〜⑧食虫植物展
箱根湿性花園、食虫植物展の続きです。
ハエトリソウの巨大展示の向かいには、
代表的な種類と捕虫方法の説明コーナーがありました。
その隣には、モウセンゴケの生態展示エリアがありました。
ハミルトニー
Drosera hamiltonii
アデラエ
Drosera adelae
ベレジアナ
Drosera x beleziana
カペンシス「オール・レッド」
Drosera capensis "all red"
真っ赤に色づいているのが美しいです。
トウカイコモウセンゴケ
Drosera tokaiensis
その他、奥にもさらにサラセニアエリアが
フラヴァとプシタシナの交配種やコーティー・ヘテロフィラなどがありました。
まだまだ続きます